ベトナム語学習の反省点からクメール語学習を考える。焦らず、文字と発音を数年単位で習います!

2020年、お疲れ様でした!

こんにちは、ナンシーです。怒涛の2020年が終わろうとしています。前回の更新が2020年2月でした。今年はおそらく前回の投稿とこの投稿の2件で終わりそうです。いつの間にかブログを書くインターフェイスまで変わっていて、どのように書けばいいのかさえ手探りです笑。

クメール語やり直し

何も手につかなかった半年ほどが過ぎて、ふと、クメール語をきちんとやりたいなという気持ちが沸々と湧き上がってきました。やるならば、ベトナム語との共通点とベトナムでの反省を生かして、やりやすい方法で楽しく、そして通じる言葉を身に付けたい!と思いました。

ベトナム語学習の反省と、クメール語上級者から初心者へのアドバイス

ベトナム語も色々な方法(独学、日本での公開講座、ベトナムの語学学校、人文大学、家庭教師)で学びましたが、反省点が二つありました。

  1. 発音をもっと重視すれば良かった
  2. 日本語で教われば良かった

1の発音に関してはベトナム語では言うまでもないですが、6つの声調と(二重母音を入れると)数え切れないほどのたくさんの母音を(自分ではやってきたつもりでも)曖昧なまま進んでしまったため、内容が進んで行くに連れて内容理解と発音の両方が負担になり、自信が持てなくなるという悪循環にはまっていたかもしれません。

ベトナム語は6つの声調が難しいとよく言われますが、実はネックは母音だと思っています。そして一つの音節に含まれる子音、母音、声調のうち間違いが1つならベトナム人は聞き取ってくれるかもしれませんが、2つ間違えると外国人慣れしている人でももうアウトです。

2に関しては、ホーチミンでは日本語で教える学校も英語で教える学校もありましたが、スケジュールや立地などを考えて英語で教える学校ばかり行っていました。これは他の国の友達が出来て留学生気分が楽しいのはメリットでしたが、純粋にベトナム語学習効率だけを考えると、最初から日本語で学べば良かったと思っています。日本語と英語は文法も単語も、文化背景も非常に遠い言語で、ベトナム語と英語もまたしかりです。日本語とベトナム語はある程度共通点もありますし、この「遠くまで行ってまた戻ってくる」回りくどい感覚は日本語で習えば回避できたなあと思いました。

また、クメール語を習いはじめたときに、在住の長い上級者に「初めのうちに徹底的に発音をやったほうがいい」とアドバイスされたのも気になっていました。上級になればなるほど、「流暢なのに発音が変」と笑われると言うのです。声調があるベトナム語ほどにはクメール語は発音に厳しくないと思うのですが、だからこそカタカナ発音でも中途半端に通じてしまい、直すきっかけを失うらしいです。これも私にとっていいアドバイスになりました。

そんな訳で、ベトナム語と学習する上で共通点の多いクメール語は、集中して文字と発音を身につけようと思いました。現在、文字と発音を日本語を話す先生についてやり直して、3ヶ月です。

ベトナム語との共通点

ベトナム語(tiếng Việt)とクメール語(ភាសាខ្មែរ)は表記方法が全く違うので最初は気づかなかったのですが、タイ語に近くベトナム語からは遠いと思っていたクメール語が、学習が進むほど実はベトナム語の方が近いということに気付きました。それは文法構造や特定の語彙の役割などでも感じましたが、カンボジアの小学校1年生の国語の音読の授業を見学する機会があって、それがベトナムの小学校1年生の国語の音読と全く同じ方法だったということもあります。(それはまた別の機会に投稿しようと思います!)

Wikipediaで見ると、ベトナム語とクメール語はなんと、オーストロアジア語族、モン・クメール語派、と語族だけでなく語派まで同じだということがわかりました。なんだかこれを見てほっとしました。「なんでこんなに似ているのだろう、こんな感覚は自分だけなのだろうか」と思っていたのですが、元々ルーツは同じ言語だったのかもしれないです。そして単にベトナム語とクメール語を両方学ぶ人と話したことがなかっただけだったのかもしれません。

焦らず、のんびり、着実に文字と発音を身に付けていこうと思います。

Keep practicing and stay positive!!

よい2021年にしましょう!

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Repeteアプリでクメール語の発音矯正・短文暗唱

សួស្តី! スオスダイ!Nancyです。

ブログ更新せずにいたらいつの間にか2020年になり、中華正月/テトも終わってしまいました。すっかり新しい年になったかと思いきや、クメール正月はまだです(笑)

さて、最近 “スタディサプリEnglish”(英語の超有名アプリです、検索してみてください!)で 「ネイティブ音声を聞いた直後に自分の声を録音し、ネイティブ音声と聞き比べる」 のが発音矯正や短文暗唱にとても良いことに気づいて、これを発音の難しいクメール語でも出来ないかとアプリを探してみました。

そして見つけました!

こちら、

基本機能のみのRepeteは広告ありで無料、

追加機能が付いたRepete Plusは370円です。 (リンク先は開発者による解説です)

 

アプリを開くと、こんな感じです。

上半分は、自分でテキストを入れられます。コピペでもOK。

再生ボタンは2種類あり、上がオリジナル音声の再生、下が設定した方法での再生。

一番素晴らしい機能が、左にある「録音」ボタン。

まず録音ボタンを押して、市販教材などのクメール語の音声を0.7倍速くらいで再生し、切れ目で一旦ストップして自分の音声を吹き込み。両方の音声が同時に録音されます。

テキストブックを見ながら吹き込み。

Checkボタンを押すと、「クメール語ネイティブ」「自分の発音」が交互に聞けるので、発音、イントネーションの違いなどが自分で確認できます。

これもテキストブックを見ながら聞くと、イメージと組み合わさって印象に残ります。

自分で外国語の発音を矯正するのは難しいと言われていますが、このアプリは効果があると思います!

 

ベトナム語ではSpeaterが大活躍しましたが(「教材が少ない南部ベトナム語、どうやって自習するか」の記事にまとめています

RepeteにはSpeaterにない録音機能がついているのは強力です!

 

カンボジア・プノンペンからでした。លាហើយ!リアハウイ!

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Google Spreadsheetでクメール語の単語一覧を作成(コピペで文章が作れます)

សួស្តីスオスダイ!Nancyです。

細々と受けているクメール語レッスン。続けるうちに、クメール語は文法が簡単だということが気がつきました。動詞や形容詞の格変化がないし、名詞が変化することもないし、語順の厳しい制約もなさそう。

ということは、単語さえ覚えてSVOの順に並べれば会話はなんとかなるのでは?と、思いつきでスプレッドシートの単語帳を作ってみました。

日本語、クメール語、読み方を一覧にして、それをコピペすれば文章が作れるのではないか?という実験です。未だにクメール語のキーボード入力が出来ないので(そのうち練習しよう…)クメール語入力はGoogle翻訳で日本語あるいは英語から翻訳するか、出てこない場合は手書きパッドを使っています。

↑これは時間を表す副詞。

↑これは名詞。

写真をセル内に入れるには、挿入ではなく、便利な「=IMAGE」関数を使います(赤丸で囲んだ部分)。

=IMAGE(“URL”)で、ウェブ上の写真を引っ張ってこれます。個人使用目的なら、とても使える関数です!

 

↑Googleの画像検索で例えば”ធនាគារ”(銀行)と検索して、出てきた画像を右クリック、画像URLをコピーします。クメール語のイメージと直訳の日本語のイメージが異なることもあるので、クメール語で検索する方が言葉のイメージが掴めていいかもしれません。

 

ちなみに、Googletranslate関数で、クメール語の単語も自動で翻訳できるのかなと試してみましたが、まだ”kh”のコードには対応していないようです。

【2020年2月追記】Google translateのクメール語のコードは”kh”ではなく、”km”でした!問題なく翻訳できることを確認しました。取り急ぎ。

 

↑作りたい文章の単語を日本語から検索し、パズルのようにコピペしていくと、文章が出来ます。

最後に出来た文章を先生にチェックしてもらおうと思います。

 

文章でなくても、イメージで覚えたいよく使う単語を整理するにも便利そうです。

↑ホットブラックコーヒー=カフェ・クマウ・クタウ(កាហ្វេ​ខ្មៅក្តៅ)

アイスミルクコーヒー=カフェ・タッドッコー・タッコー(កាហ្វេទឹកដោះគោទឹកកក)

ちなみに上記二単語、ベトナム語と語順が一緒です(Cà Phê Den Nongカフェ・デン・ノン、Cà Phê Sua Daカフェ・スア・ダー)。後置修飾の言語はこうやって表現するのかな。

↑レモンティー=タエ・クロウチュマー(តែក្រូចឆ្មា)

 

カンボジア・プノンペンからでした。លាហើយ!リアハウイ!

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音声付き単語帳「Anki」アプリを使ったクメール語の自習

សួស្តីスオスダイ!Nancyです。

日本で挫折して以来(汗)10年ほど使っていなかった単語帳アプリ「Anki」でしたが、もしかしてこのアプリの自由度の高さはクメール語にぴったりなんじゃないかと気がつきました!

こういうアプリケーションです。

↓単語帳の表

 

↓Show Answerをクリックすると裏面が出てきます。

自分で「もう一度」「普通」「簡単」を選び、次にその単語が選ばれるサイクルをコンピュータが自動で判断してくれるというアプリです。

こちらのサイトが詳しいです。→暗記アプリ最強は「Anki」。一度覚えたら忘れない恐るべき実力をみよ。|テンカイ

クメール語にいいなと思ったのは、

  1. HTMLで文字を巨大にできる(クメール語は通常のコンピュータの文字の大きさではよく見えない)
  2. 音声が録音できる(クメール語は発音が比較的難しい)

クメール語は文法が割と簡単なため、単語とその発音をどんどん覚えていけば、基本的な会話はそう難しくないのでは、と思っています。

↓裏と表に、紙の単語帳と同じように日本語とクメール語を入力していきます。

↓クメール語入力は今のところはGoogle翻訳のコピペです。出てこなかったらキーボードビューワーを見ながらタイピングします。

 

↓ HTMLが編集できます。ショートカットはCommand+Shift+X(Mac)

 

↓HTMLでクメール語の文字を200〜300%に拡大します。

面倒なのですが、これをすると文字が読みやすくなるので、後に文字の定着率が上がります。

 

↓最後に、F5キーで音声をマイク録音します。これは、iPhoneでレッスン中に録音した先生の声を使っています。

音声付き単語帳が出来上がりました!

作業は面倒なのですが、一度作って単語帳をやり始めると、かなりの割合で覚えています。

信号待ちの時などに看板が読めるようにのなって来たのも嬉しいです!!

カンボジア・プノンペンからでした。លាហើយ!リアハウイ!

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クメール語レッスン13回目(進行形と過去形の時制はベトナム語と同じでした)

今回のクメール語レッスンで、文章らしい文章が作れるようになりました!

សួស្តីスオスダイ)!Nancyです。

↓まずは今までの復習。動詞+目的語(名詞)の練習です。

ជិះ(チッ/乗る)

この、丸二つの母音記号は息を出すという印なのですが、ドイツ語のIchのch(ッヒ)みたいな感じにすると「それそれ!」と言われました。有気音と言われても日本語に無いので難しいですよね。カタカナにするの難しいですが、「チッヒ(乗る) ラン(車)」 っぽい発音で、「車に乗る」の意味です。

チッ トットッ(トゥクトゥクに乗る)

チッ モートー(バイクに乗る) など。

ញាំ (ニャム/食べる)は食べ物にも飲み物にも(特にプノンペンで)使えます。

ニャム ミー(麺を食べる)

ニャム スラー(お酒を飲む)

ニャム タックローイ(ジュースを飲む)など…

មើល(ムール/見る)は本や雑誌にも使えるそう。パラパラ眺めるのはムール、しっかり読むのはអាន(アーン/読む)なのだそう。カンボジアのビジネススクールで日本語教師をしている友人は、「だからカンボジア人生徒は『本を見る』と日本語で言ってしまうのか」と妙に納得していました。

ムール シオパウ(本を見る(読む))

ムール カーサエット(新聞を見る(読む))

ムール トゥサナヴォダイ(雑誌を見る(読む))

 

↓そして、新しく習った時制。進行形にはកំពុង(カンポン)を動詞の前に入れます。ベトナム語のđangと同じですね。

↓過去形は、「これは難しいですよ」と先生が言っていたのですが、なんとこちらも完全にベトナム語と同じ形でした。

基本的には過去を表すបាន(バン)を動詞の前に入れ、最後に完了を表すរួចហើយ(ルイハウイ)を入れますが、正しいこの言い方が日常使われることはなく、普段の会話ではどちらか一方だけを使うそうです。あるいは、「昨日」などの過去の言葉が入ると、どちらも省略されてしまいます。ベトナム語と全く同じです。※ベトナム語堪能な友人によると、過去完了形としてđãとrồiを同時に使うそうです!知らなかった…!

「〜した?」 という質問に 「もう〜したよ」 と答える時には動詞+ルイハウイ、またはルイハウイだけでもいいそうです。これも ăn rồi. や rồi. だけで返答出来てしまうベトナム語と一緒。さらに「ご飯食べた?」という質問がHello!と同意義なのも同じです。これは東南アジア共通かもしれませんが…。

ざっくりと、インドの方から来たクメール語と中国の方から来たベトナム語は全然違う系統、と思っていましたが、さすが隣国、似た点が多くて面白いです。

ベトナム語とカンボジア語は,起源は近いが語彙が違うので,似ていない。同じ共通の基礎語彙を持ち,モン・クメール語派に属するが,中国からの影響の有無によって差がついた|語学と多言語学習のメモブログ

vol.87ベトナム語とカンボジア語は似ている!?|トマトのベトナム語ボックス

こちらの二つのブログの記事を読むと、クメール語とベトナム語は起源は近いようですね。そして、後の時代にベトナム語は中国語の影響を大きく受けたようです。なので、私が考えていたベトナム語は中国から来たいうのは間違いだったようです。
本当はクメール語とベトナム語は似ているのに、語彙と発音と表記が全然違うので、一見全く別の言語に見えるという感じでしょうか。クメール語学習、進んでくると次第にベトナム語との共通点が見えて面白くなって来ます。

カンボジア・プノンペンからでした。លាហើយ!リアハウイ!

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クメール語レッスン12回目(バイクをホンダと呼ぶ国と、トゥクトゥクをパスアップと呼ぶ国)

久々にクメール語レッスンに参加しました!

សួស្តីスオスダイ!Nancyです。

さて今日のレッスンは半分が復習、半分は新しい語彙の練習をしました。

↓名詞です。バイクはモートー(motor)、電車はロップルン(文字通りには「車・火」)。電車は電気で走っていても、昔の機関車のイメージなのですね。これはベトナム語のxe lửa(文字通りには「車・火」で電車)と同じで、面白いなと思いました。

ស៊ីក្លូシックロー=ベトナム語で Xích lô

クメール語とベトナム語、発音は全く一緒です。もともとフランス語ですね。乗り物の形もベトナムと一緒。カンボジアでトゥクトゥクが広まる前は一般的だった、人力の三輪車タクシーです。トラン・アン・ユン監督の同名の映画も気になっていますが、バイオレンス描写が多いと聞いてまだ観ていません…

サイゴンではシクロは観光用と荷物運搬用を除き、絶滅してしまいました。プノンペンで辛うじて現役なのは嬉しいです。運転手も、お客さんも高齢ですのでいずれサイゴンと同じ運命ですかね…。セントラルマーケットや独立記念塔周辺で客待ちしています。写真は朝、シクロで新聞を読んでいる運転手。

さて、トゥクトゥク。「トゥクトゥクは小さいのと大きいのがありますね」 とT先生に言うと、T先生は、「小さい方はクメール語ではトゥクトゥクとは言わないんですよ」 と。では何というのか聞くと、ឡាំប៉ាតាランバター(インドの言葉。インドからの輸入品なので)あるいは、PassAppと言うとのこと。PassApp?!パスアップって呼び出しアプリのことじゃないですか。

この真ん中のアプリ。

2015年に初めてプノンペンに旅行で来た時は、従来型のバイクで牽引するトゥクトゥクしかありませんでした。2017年に夫が出張でプノンペンに来た時、「インドと同じトゥクトゥクがプノンペンにもあって、パスアップというアプリで呼び出せる!」と驚いてサイゴンに戻って来たのを覚えています。Uberの東南アジア部門をGrabが買収した2018年4月、それまでGrabが無かったカンボジアでは実質その時Grabが進出したのですよね。それでシェア1位のパスアップと第2位のGrabには知名度に大きな差があるわけです。

インドから輸入された新しい車とそれを呼び出す国産アプリのパスアップが同時に現れたことで二つが結びつき、小さいトゥクトゥク=パスアップ、とパスアップが一般名詞化されたようなのです…

パスアップ。

パスアップ。

これもパスアップ。あーだからなのか、Grabで呼んでも「パスアップが…」みたいなことを運転手が言うのは!

これは、思い出した!ベトナムで年配の人がバイクのことを一般名詞としてXe Hondaというのと同じです!(笑)ヤマハでもスズキでもホンダなのです。Grabでもパスアップ。

従来のトゥクトゥクは、តុកតុក(文字可愛い!)と表記して、「トットッ」のような発音をします。

こちらも昔は価格交渉して、セントラルマーケットからBKK1まで4ドルを3.5ドルに値引き交渉したような思い出があるのですが、今はパスアップやGrabを使えば2ドル弱です。時代は変わりました!

カンボジア・プノンペンからでした。លាហើយ!リアハウイ!

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クメール語レッスン11回目 トイレに行きたいです

សួស្តីスオスダイ!Nancyです。

今回のクメール語レッスンでは、文章を作りました!10月から始めて文章を作るまで半年かかった!(笑)亀の歩みですが、やめずに続けて行きます。

「〜がしたいです」の文章です。I want〜, She wants〜みたいな感じですね。

ចង់ジョン(〜したい)の後に動詞を入れて完成。英語と同じ語順ですね。

ខ្ញុំចង់ទៅផ្សារទិញនំបុ័ង។

(クニョム ジョン タウ プサー タイン ノンパン)

私は市場に行ってパンを買いたい。

ខ្ញុំចង់ទៅបង្គន់។

(クニョム ジョン タウ ボントッタッ)

私はトイレに行きたい。(←これ大事)

クメール語は分かち書きがないので、単語と単語の切れ目がわからないのがややこしく感じます。

分解すると単純なのですが。

↑この「歌」という単語(チョムリエン)も書き方が複雑。特に真ん中の字(ムリエ)が!1つ目の子音m、2つ目の子音r、母音iəの順序が完全に逆(右から表記し、母音で囲む)になっています。

子音・子音・母音の順で書こうとすると、先生、「左から書きましょう」それは無理〜!

さて、新出単語。雑な書き込みすみません!

クメール語はフランス語、ベトナム語と同じく、後ろから名詞を修飾するので、「新しい市場」はプサー(市場)トマイ(新しい)と言います。ちなみに、「プサー・トマイ」はプノンペンのセントラルマーケットの地元の人の呼び方です。

Lucky Supermarketはプサートンヌプ(スーパー)・ラッキー、Bayon Supermarketはプサートンヌプ・バイヨアンです。

「ニャム」はプノンペンでは食べる・飲む双方の意味で使い、地方では食べる意味で「ニャム」を、飲む意味で「パク」と使い分けるそうです。プノンペンでは「パク」は動物に対してしか使わず、人に使うのは都会的なイメージではないそう。そういう、微妙なニュアンスがクメール語にもあるんだなあ。

また、シェムリアップの方言として、ផឹកទឹក「パクタク(水を飲む)」の(k)の発音が完全に消えてしまい、パッタッになるというのもあるそうです。

クメール語の正しい発音はカタカナでは表せませんが、カタカナ発音で撃沈のベトナム語に比べると、カタカナ発音でも通じないことはないです。クメール語は見た目で無理!という人もカタカナでいいので覚えてみると、新しい世界が広がりますよ〜ぜひ!

លាហើយ!リアハウイ!

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クメール語レッスン10回目 ទី12ខែមករា(曜日の言い方)

សួស្តីスオスダイ!Nancyです。

今回のクメール語レッスンでは曜日や年月日の読み方を習いました。

日本の読み方:2019年/1月/1日/火曜日

カンボジアの読み方:日火曜/日1/月1/年2019
(ថ្ងៃចន្ទ ទី1 ខែមករា ឆ្នាំ2019)

完全に逆です。。

これはベトナムも同じなので、フランスの読み方なのでしょう。おそらく西暦もフランス時代に導入されたものではないでしょうか。

曜日の言い方は、まず

ថ្ងៃ(トゥガイ/日)

が先に来ます。

ថ្ងៃចន្ទ(トゥガイチャン/月曜日)

ថ្ងៃអង្គារ(トゥガイアンキア/火曜日)

ថ្ងៃពុធ(トゥガイプッ/水曜日)

ថ្ងៃព្រហស្បតិ៍(トゥガイプロホア/木曜日)

ថ្ងៃសុក្រ(トゥガイソッ/金曜日)

ថ្ងៃសៅរ៍(トゥガイサウ/土曜日)

ថ្ងៃអាទិត្យ(トゥガイアートゥッ/日曜日)

曜日と日付での順番以外はベトナム語と関連なさそうです。

「指差し会話帳 カンボジア語」にはこんな風に書いてありました。上の私が耳で聞いて振ったフリガナ(カタカナ)と少し違うので、やはりクメール語をカタカナで表すのは限界があるのかな、と思います。特に単語の最後の子音の発音はベトナム語と同じく、口の形だけ作って音は出しません。

↓先日うちにやって来たKhmer Dictionary and Phrasebook。こちらの方が発音は多少近いかも。

そういえば、ベトナム語では日曜日以外はThứ +「数字」なので中国の影響もあるのかなとも思いましたが、何故か中国の曜日とは一つずつ数字がずれていて(例えば月曜日は、中国語:星期1 ベトナム語:Thứ2)中国とベトナムのやりとりで齟齬があったりしそうだな…と思いました。

またベトナムでは日曜日のことをChủ Nhật(漢字で「主日」)と言い、こんなところにもフランスの(カトリックの)影響があるのだなと。曜日の読み方を国ごとに調べるのは、歴史と関連あって面白そうです。

↓年末にガス屋さんにもらったカレンダー。切り貼りしまくったカレンダーですがクメール語とベトナム語含む4ヶ国語表記です。星期2はThứ3(Bà)。おっ?អង្គារのアンキアの「ン」がងじゃない!これはバッタンバン駅で見つけたのと同じだ!先生に聞いてみよう。

khmer calender

この投稿で年月日の読み方のことも書こうと思ったのですが、長くなりそうなのでまた次の機会に。

左の本はイオン2の紀伊国屋にもなかったので、日本から持って来てもらいました(需要あると思うのでぜひ置いてください〜)。この「指差し会話帳」シリーズはベトナムでもお世話になりました。右の本は、日本語の生徒さんから「私はもうクメール語は諦めましたので、使ってください」と頂いたものです(笑)絵もなく、クメール語・読み方・英語訳しか載っていないそっけない本なのですが、指差し会話帳のお祭り騒ぎと合わせるとちょうどいい感じです。

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クメール語レッスン9回目 「イオンカードはお持ちですか?」「ビニール袋はいりますか?」

សួស្តី! スオスダイ!Nancyです。
今回はズバリ聞きたかったことをまずT先生に聞きました!

↓プノンペンで大変お世話になっている、イオン。

↓あるいは、イオン系スーパーマーケット、マックスバリュ。


これらのレジで絶対聞かれる「イオンカードはお持ちですか」と「ビニール袋はいりますか(有料で一枚10セントです)」

私は50%くらいの確率でクメール語で聞かれ、その度にいちいちSorry?と聞き返すのも面倒なので、お店の人はクメール語でなんと言っているのか、その答えをどうすればいいか教えてもらいました。

មានAEON Card ដែរឬទេ?

ミエン AEON Card  ダエ ルー テー?(イオンカードを持っていますか?)

 

អត់មានទេ

オッ ミエン テー(持っていません)

 

យកថង់(ប្លាស្ទិច)ដែរឬទេ?

ヨーッ トン (プラスティ) ダエ ルーテー?(袋いりますか?)

 

អត់យកទេ

オッ ヨーッ テー(いりません)

シンプルライフに憧れて物を少なくしようとしている私は以上のように答える予定ですが、

「持っています」「いります」の言い方はこちら。

Yesの答え方はもっと簡単。一言で終わります。

មាន

ミエン(持っています)

 

យក

ヨーッ(いります)

動詞一つで返答が完結するのは、ベトナム語と同じだなあ。Có.(持っています)とか、 Được.(出来ます)とか。あーなるほど、だからか。例えば私が”Do you have a pen?”と聞いた時にベトナムやカンボジアでは直訳の”Have.”(ベトナム語でCó、クメール語でមាន)という答えが返ってくるのだなあ。

たぶん大昔に中国の方から来たベトナム語と、たぶん大昔にインドの方から来たクメール語は全然違う系統の言語と聞いたことがあって、実際勉強始めるとその通りなのだけど、隣合うだけあって何となく似た部分もあります。タイ語とクメール語とベトナム語はそれぞれ発音が難しいですが、これらの地域の人は地域内の別の国に行っても発音の習得は簡単だそうです。

↓クメール語(Wikipediaより借用)

↓タイ語(Wikipediaより借用)クメール語に似ている!

ベトナムに住んでいた時に、タイ人ママ友がベトナム語をネイティブっぽく話すので「すごいねー」と言ったら、「私ベトナム語をそれっぽく発音するのは簡単なの。だからベトナム人は私がベトナム語を話せると思ってブワーッとベトナム語で話しかけるんだけど、私はボキャブラリーが全然無いからそんなに分からないのよねー」と言っていたのを思い出します。

 

↓ベトナム語(Wikipediaより借用)元々は漢字です。

↓ベトナムはフランス統治以前は漢字文化圏でした(Wikipediaより借用)

東南アジア言語は飽きることがなくて面白いです。

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クメール語自習にGoogleの音声入力・自動読み上げ機能を使ってみたらいい感じ

សួស្តីスオスダイ!Nancyです。

年末年始でクメール語レッスンもお休みなので、スマートフォンを使った自習をしてみました。

まずは、A子音とO子音を色分けした子音表を作成。

さらに、A子音とO子音に対する母音の読み方を色分けした、母音の表。

それを使って単語の読み方を発音記号で書いていきます。

(発音記号は一度覚えると他の外国語にも使えるので便利です。例えばこんなムービーなど、Youtubeに色々あります。

BBC learning English, Standard Southern British English Pronunciation

さて、単語がどういう子音と母音で成り立っているかがわかったら、

スマートフォンでGoogle翻訳を開きます。(スマートフォンなら指で手書きできるため)

そしてHandwritingを選択。

 

指で書いてみます。

ここでは「ドア」の意味のទ្វាトゥヴィア。

↓手書き認識は精度がいいので、大抵合っていますが、間違えている場合は類似する文字が並ぶのでそこから選びます。

 

↓そしてスピーカーのボタンを押して、「トゥヴィア」の音声を聞いてみます。

合成音声、悪くないと思います。

そういえば、6年前のベトナム語の合成音声はかなり残念な感じでしたが、3年ほど前に、突然ベトナム語の合成音声が本物っぽくなりました。現在のクメール語の合成音声の精度はその新旧二つのベトナム語の音声の中間くらいだと思います。

 

さて、今度はVoiceボタンを押して自分で発音してみます。

 

↓音声入力画面です。実際にさっき聞いた「トゥヴィア」を自分で言ってみます。

この時はちょっと惜しい。無駄な子音が入っちゃいました。

 

 

↓でも後から勝手に訂正されたようです

Google翻訳を使いながら、全く翻訳機能を使わず(笑)「読む」「書く」「聞く」「話す」を網羅した単語を覚える方法でした!

 

こちらも勉強方法が参考になります タイ語の勉強をこれから始める人へ。勉強方法について。

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