2020年、お疲れ様でした!
こんにちは、ナンシーです。怒涛の2020年が終わろうとしています。前回の更新が2020年2月でした。今年はおそらく前回の投稿とこの投稿の2件で終わりそうです。いつの間にかブログを書くインターフェイスまで変わっていて、どのように書けばいいのかさえ手探りです笑。
クメール語やり直し
何も手につかなかった半年ほどが過ぎて、ふと、クメール語をきちんとやりたいなという気持ちが沸々と湧き上がってきました。やるならば、ベトナム語との共通点とベトナムでの反省を生かして、やりやすい方法で楽しく、そして通じる言葉を身に付けたい!と思いました。
ベトナム語学習の反省と、クメール語上級者から初心者へのアドバイス
ベトナム語も色々な方法(独学、日本での公開講座、ベトナムの語学学校、人文大学、家庭教師)で学びましたが、反省点が二つありました。
- 発音をもっと重視すれば良かった
- 日本語で教われば良かった
1の発音に関してはベトナム語では言うまでもないですが、6つの声調と(二重母音を入れると)数え切れないほどのたくさんの母音を(自分ではやってきたつもりでも)曖昧なまま進んでしまったため、内容が進んで行くに連れて内容理解と発音の両方が負担になり、自信が持てなくなるという悪循環にはまっていたかもしれません。
ベトナム語は6つの声調が難しいとよく言われますが、実はネックは母音だと思っています。そして一つの音節に含まれる子音、母音、声調のうち間違いが1つならベトナム人は聞き取ってくれるかもしれませんが、2つ間違えると外国人慣れしている人でももうアウトです。
2に関しては、ホーチミンでは日本語で教える学校も英語で教える学校もありましたが、スケジュールや立地などを考えて英語で教える学校ばかり行っていました。これは他の国の友達が出来て留学生気分が楽しいのはメリットでしたが、純粋にベトナム語学習効率だけを考えると、最初から日本語で学べば良かったと思っています。日本語と英語は文法も単語も、文化背景も非常に遠い言語で、ベトナム語と英語もまたしかりです。日本語とベトナム語はある程度共通点もありますし、この「遠くまで行ってまた戻ってくる」回りくどい感覚は日本語で習えば回避できたなあと思いました。
また、クメール語を習いはじめたときに、在住の長い上級者に「初めのうちに徹底的に発音をやったほうがいい」とアドバイスされたのも気になっていました。上級になればなるほど、「流暢なのに発音が変」と笑われると言うのです。声調があるベトナム語ほどにはクメール語は発音に厳しくないと思うのですが、だからこそカタカナ発音でも中途半端に通じてしまい、直すきっかけを失うらしいです。これも私にとっていいアドバイスになりました。
そんな訳で、ベトナム語と学習する上で共通点の多いクメール語は、集中して文字と発音を身につけようと思いました。現在、文字と発音を日本語を話す先生についてやり直して、3ヶ月です。
ベトナム語との共通点
ベトナム語(tiếng Việt)とクメール語(ភាសាខ្មែរ)は表記方法が全く違うので最初は気づかなかったのですが、タイ語に近くベトナム語からは遠いと思っていたクメール語が、学習が進むほど実はベトナム語の方が近いということに気付きました。それは文法構造や特定の語彙の役割などでも感じましたが、カンボジアの小学校1年生の国語の音読の授業を見学する機会があって、それがベトナムの小学校1年生の国語の音読と全く同じ方法だったということもあります。(それはまた別の機会に投稿しようと思います!)
Wikipediaで見ると、ベトナム語とクメール語はなんと、オーストロアジア語族、モン・クメール語派、と語族だけでなく語派まで同じだということがわかりました。なんだかこれを見てほっとしました。「なんでこんなに似ているのだろう、こんな感覚は自分だけなのだろうか」と思っていたのですが、元々ルーツは同じ言語だったのかもしれないです。そして単にベトナム語とクメール語を両方学ぶ人と話したことがなかっただけだったのかもしれません。
焦らず、のんびり、着実に文字と発音を身に付けていこうと思います。
Keep practicing and stay positive!!
よい2021年にしましょう!